2022年乗鞍ヒルクライムが終了
年代別4位 62分49秒 270w(PWR4.29倍)でした。
2022年富士ヒルは63分41秒 292w(PWR4.56倍)でゴールド取れたので次は乗鞍でどの程度までいけるのかと思って出場しました。
そして今回いつもと違ったことを実験してみようとレース直前にやってみたのが、美容家笑やボクサー、ホビーレーサー等が紹介している塩抜き減量。体の脱水を促進するので、おそらくヒルクライムレース等の持久系スポーツには要注意となる減量方法と思います。今回やってみたのですが、悪い方向に行けば脱水による足攣りやめまい等につながる可能性もある減量だなと感じました。
なので、実験的にやってみたのですが、決しておススメはしないので、その辺りは参考程度と思って一読頂ければと思います。
■レースまで塩抜き減量日記
まずは富士ヒルと乗鞍のレース2週前からの体重推移。
レース前日土曜日の起床時体重は富士ヒル63.6kg乗鞍61.2kg。富士ヒルの時は自分なりにうまくいっていると思っていて、順調に体重が下がっていった印象がありました。一方乗鞍はレース1週間前の月曜日火曜日は体重増になり減量が思うようにいかないことを感じていました。
そこで、前々から気になっていた塩抜き減量を後先考えず、その時はノリで試してみることにしました。当初は水曜日~金曜日の3日間を試してみようと家族に了承得ながら、幸い自炊は好きなので取り組んでみました。
まず火曜日 塩抜き減量開始前日
起床時体重 65.3kg ローラーにて-1100kcal カロリー収支-1500kcal
実はこの日は塩抜き減量を開始してないがまずは教えてもらった健康茶を飲む。この健康茶については教えてもらったものなのでここでは書かないが、この健康茶により腸の活性化。そして強引に昼食はヨーグルトのみにしてカロリー収支-1500kcal。
無事に腸内活性化して腸内大掃除。
そして水曜日 朝から塩抜き減量開始
起床時体重 63.6kg カロリー収支 食事1900kcal接種 ローラー -850kcal
カロリー収支的には-400kcal
実はここで1.5kg強減量。昨日のお茶とカロリー収支大幅マイナスが効いた模様。
そして、この日から減量加速するべく塩抜き開始。
塩抜き減量は単純に塩を食べない。メインとなる食べ物は鶏ささみハムとスープカレー、オートミール、バナナ。調味料は出し粉、ゴマ油、オリーブ油、コショウ、カレー粉、バルサミコ酢がメイン。
1日目の食事
朝 バナナ
昼 鶏ささみハムとスープカレー、オートミール
夜 昼に同じ
意識して大量の水も飲むように心がける。
昼夜同じ笑であるが、味付けは油や酢の使い分けで微妙に変化させる。
まあ物足りないが全然食べられてそれなりに満足。
ということで1日目終了。
木曜日 2日目 朝から塩抜き減量開始
起床時体重 61.8kg カロリー収支 食事1900kcal接種 ローラー -660kcal
収支的には-300kcal
なんと、高校生以来かもこんな体重。塩抜きの恐ろしさに驚いた。体感的には少々の枯渇感がある印象。試しにローラーをやってみる。踏んでるパワーの体感はいつもと変わらない。だけど体内水分減ってるのかやたらのどが渇きいつもよりローラー中は水を飲んでしまう。日常的には栄養は取ってるので、少し枯渇感あるぐらいで普通にしてられました。
2日目の食事
朝 バナナ
昼 この日は弁当 鶏ささみハムとスープカレー、オートミール
夜 昼に同じ
そして大量の水。
昼夜そして昨日と同じ笑である。味付けで乗り切る。
ということで2日目終了
金曜日 3日目 朝から塩抜き減量開始予定であったが結果中止
起床時体重 60.5kg カロリー収支 食事1900kcal接種 ローラー -750kcal
収支的には-300kcal
まだまだ減。。すご。塩抜きの恐ろしさに驚いた。しかし、昨日寝ていた時に何度か足を攣りかける。当初今日も予定してたが、そろそろ止めたほうが懸命かもなと思い始めた。それなりに水とバナナを食べてローラーをやってみる。しかし、これが不思議と変わらず踏める感覚でL6強度とかも大丈夫そう。ただやはり、やたらのどが渇く。あまりに喉が渇きボトルの水を飲み続けることから、このままだとレース中の脱水が気になったので予定していた金曜日まで塩抜きを急遽中止した。そしてここからは若干塩分控えめの通常食に戻す。
3日目の食事
朝 バナナ
昼 鶏ささみハムとスープカレー、オートミール 塩やドレッシング、ソースで味付け
夜 ガパオライス 蒸し野菜 サバ缶とか (通常食)
ということで3日目終了
土曜日 4日目 レース前日の仕上がり確認
起床時体重 61.2kg CTL99 TSB+18 (富士ヒルはCTL100 TSB+18)
富士ヒルの時の土曜日が63.6kgなので2kg以上の軽量となる。昨日は通常食に戻したのでそれなりに水分戻っていると思います。ただし、これが好結果につながるかが未知数の中不安満載で土曜日を迎える。前日塩抜き止めたせいか就寝時の攣りもありませんでした。
恒例のレース前日の刺激入れローラーをやってみる。まあまあ踏めて富士ヒルの時と大きな差は感じない。そして、まあ喉の渇きはあるけど金曜日、木曜日ほどではなかった。
今こうして振り返ると、金曜日の塩抜き中止は正解で、金曜日も塩抜きやっていたらまずい状況になっていたと思う。おそらくは土曜日1日では体の水分量をある程度まで戻すのはできない感覚がありました。リスクを取れば金曜日までも可能なのであるが、パワー出るけど脱水で脚攣りや渇きのリスクがあったと思います。(これは試してみないとわからないですが)
そしてレース会場へhama氏と一緒に移動。カロリーは余り気にしないで昼も夜も好きなもの、欲するものを食べた。水は2ℓペットボトル片手にひたすら飲んでこの日は計3ℓほど飲んだと思う。
宿はまっちゃん氏に手配頂いた素晴らしい宿に宿泊。ご飯美味いしお風呂は温泉で露天風呂付。部屋も広くて旅館の方も親切すぎる。もう言うことなしです。
そして遂に、、
■日曜日 レース当日
起床時体重 62.3kg(朝食接種後及び腸内軽量化前で62.9kgなのでこのくらいと予想)富士ヒル当日からはおそらく2kgほど軽い。
レース前のアップ。踏める感覚あるがワットが出ない感覚がある。ただ、これはおそらくは標高高いための体感ということだと思っている。ホントにこの減量が吉とでるか凶と出るかがずっと頭から離れない中レース会場へ。
46.7 キロメートル のライドに出かけました。 https://www.strava.com/activities/7711934000?utm_content=20026238
レーススタートで下記備忘録。
まずは①~⑤全行程 62分49秒 270w
① スタートから三本滝 17分22秒 293w
三本滝までは年代別優勝者の1本引き。1本引きに10名位の先頭集団全員がぶら下がる形になるが離されていく。三本滝を過ぎるころには相棒hama氏と私含む3人位になっていた。
② 三本滝~中間地点 28分45秒 286w(タイムとwはスタート~中間地点)
3本滝過ぎたところで離されている年別優勝者の追走を決意して前に出て追う。乳酸はたまってしまったが1度追いつく。しかしすぐにこのペースには付ききれず離されてしまう。というか、付けなかった。この追走で自分も単独になっていた。そしてこのままペース走で走る。
③ 中間地点~位ヶ原山荘 27分02秒 268w(タイムとwは三本滝~位ヶ原山荘)
単独でここも同じくペース走。wは下がっているが激垂れでなく走行してた記憶がある。
④ 位ヶ原山荘~大雪渓(ラスト1.5km)12分15秒 253w
ここからは斜度も上がりダンシング多用せざるを得なくなる。ただ、時折年別優勝者の姿も見え始めた。しかし、追いつこうと追いつこうとするも、その差が埋まらない。。wも下がり垂れ始めた。
しかし、、つづら折れ区間が始まった頃だろうか、左足首に何か攣りそうな違和感を感じる。これ以上踏み込むと攣る可能性があるのか??という感覚で踏むのを躊躇してしまう。水分補給を何度か行ったが戻らずにだましだまし踏んでは止め踏んでは止めを繰り返しながら走る。いつもであれば踏むのに、塩抜きやってるのが気になって攣ることを回避して思い切り踏み込めない。
振り返るとこの区間がタイムが伸びなかった原因と思っている。
⑤ 大雪渓(ラスト1.5km)~ゴール 4分55秒 245w
ラスト2kmの看板が見えた。このあたりからは攣るとか気にせず踏む。実際は踏んでいくがヘロヘロで思ったほどwが出ない。そして、踏んでも攣るところまではいかずに何とか走れた。しかし心拍も足も限界に近く失速。そして250wしか出ない中ゴール。踏んでも足攣りは回避できたかもしれない。
〇レースと減量備忘録まとめ
三本滝以降については中間地点まではそれなりに踏めていたが、中間地点以降から垂れ始め位ヶ原山荘以降は踏み切れなかった。位ヶ原山荘以降までにいかに足を残せるかが反省点です。
目安として1時間切りはPWR4.6~4.7倍という数値になりそう。自分が乗鞍PWR4.3倍。ちなみに富士ヒルの時はPWR4.6倍。比較すると今回は標高によるw減でパワーが出ていなかったわけではなさそうで、実力通りの走りなのかもしれないです。
体感としては、減量はあったけどそれなりに踏めてる感覚はありました。しかし、位ヶ原山荘以降は初めて試みた塩抜き減量やってみたことによる脚攣りの不安から踏み切れなかったし、実際攣りそうな兆候はあった。これはやはり水分が足りなかったのか?単純な筋疲労なのか?この辺りは今後減量方法や食事を試しながらの調整が必要になりそう。とりあえず塩抜き減量によって体重はかなり落ちることは良くわかったし、一歩間違えると攣りやめまいなどレース中危険な状況になる可能性もはらんでいる要注意な方法ということもわかった。
そういったリスクがあるので基本的には勧められない減量方法であるのだと思います。お試しの際は自己責任、要注意で何卒お願いいたします。
追記8/30:
今回乗鞍のPWRは4.29(63kg朝飯後)。富士ヒルのPWRは4.49(65kg朝飯後推測)
PWRは富士ヒルに比べて≒4.5%減
そう考えると乗鞍の高地特性を考えても減分が大きすぎる気がしてくる。この減量によるパワー減の影響が結構あるのではないかとも思えてきた。。悩みは続きます。
以上レース備忘録とレース前減量日記のまとめです。
最後に
今回とても楽しい遠征になった。というのも一緒に行動共にしたhama氏。
宿泊先や様々なアドバイス頂いたまっちゃん氏
ローラー台貸して頂いたり、楽しい話聞かせて頂いたユタ氏、鳥人間氏。
皆さんのお陰で充実で安全な遠征になりました!
ホントこの場を借りてお礼申し上げます。また引き続きよろしくお願いいたします。
それから、レース一緒に走って頂いた方にもお礼申し上げます。
お疲れさまでした!今後ともよろしくお願いいたします。
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